免許証の取消し・停止への不服申し立て

交通違反を犯すと、場合によっては免許取り消しや免許停止といった行政処分が行われる場合があります。もし、この処分に納得がいかない場合は、都道府県の公安委員会に対して行政不服審査法に基づく不服申立てを行うことができます。不服の申立てが出来るのはあくまで行政処分に対してであり、スピード違反などの軽微な交通違反の場合は行使することができません。軽微な交通違反に対する不服の申立ては、交通反則告知書(青切符)に書かれている出頭先に出向いて行います。
免許の取り消しや停止に対する不服の申立てができるのは処分があった事を知った日の翌日から60日以内で、申立ての形式は不服申立書といわれる書面で行います。不服の申立てを受けた公安委員会は、その事案について審理を行い、処分を全部もしく一部取り消す「承認」、申立ての理由にはあたらないとする「棄却」、適法ではない申立てなどの場合に出す「却下」の3つの中から判断します。その後、審理の結果を記した謄本が不服を申立てた人に送達されます。もし、この公安委員会の裁決に対して不服がある場合は、今度は裁判所へ行政訴訟を起こすことになります。行政訴訟ができる期限は裁決があった事を知った日から6ヶ月以内です。
なお、不服の申立てとは別に、道路交通法では公安委員会が免許の取り消しや90日以上の免許停止の行政処分をしようとする場合は処分対象者から意見聴取を行わなければならないと定めています。免許の取り消しや停止の処分を受けた人は、ここで意見を述べれば、行政処分が軽減される可能性があります。

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